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ときどき日記

11月15日(土)
芸術の秋だから、というわけではないが、ここのところ
あちこちの展覧会に出かけてみた。ボタニカルアート展、県立美術館、
そして普通の民家での面白展覧会である。この展覧会は、ご近所の奥さん方が
それぞれの趣味の作品を持ち寄って、普通の家で開いた小さな展覧会であり、なかなか
独創的だと思っていたが、なんともう6回目にもなるそうである。私が知らずに
いただけなのだった。「雫石を元気にしたい」という気持ちで開催したという事を
聞いたが、とにかく雫石の女性は前向きで元気がいい人が多い。また、その活躍も多岐に
亘っていて、あれもやればこれもやるという按配で、どこにそのエネルギーと時間が
あるのだろうと驚く。ステンドグラス、編み物、人形作り、織物、木工、アクセサリーなど
素敵な作品が多かった。”芸術”などと構えずとも身近な所に作品作りのアイデアはある。




11月7日(金)
2日にお客様のご結婚式があり、その準備のためにずっと
忙しかった。床のワックス磨きから始まって、庭木の剪定、花壇の整備
手によるレンガ洗い、カーテン洗い、食器やグラス類の洗浄、ガラス磨きは
もちろんの事である。全てこの1ヶ月ほどかかって成し遂げたので、十分満足し
後はお天気がいい事を祈るばかりであった。ところが・・・残念な事に・・・・
当日は、とんでもない雨降りで、しかも雷も鳴る始末!もちろんお天気が悪い事も
想定内の事なので、慌てる事はなかったが、いいドレスを着たお客様方がお気の毒で
ならなかった。しかし、感動した事がある。若き二人のためにご両親が送った言葉が
とても感動的で、私たちももらい泣きした。その上、結婚したお二人が返した言葉も
素敵であった。今回「言葉の力」というものに心を打たれ、言葉の大切さを見直した。
その事がお天気の悪さを跳ね返し、とてもいい披露宴になったのは幸いであった。いつもは
フレンチなのであるが、今回は珍しくイタリアンで嬉しい事に全てのお料理の味が良かった。
「雨降って地固まる」のたとえのように、お二人にはぜひ幸せになっていただきたい。
言葉といえば、あのオバマさんのシカゴでの勝利演説は素晴らしく何億もの人々をアッという間に
魅了してしまった。美辞麗句なのではない。人の気持ちを感動で揺さぶる事が出来る正直な
心からの叫びである。未来に明るい展望が開けたような気分だ。もうどこの国でも戦争は止めて欲しい。



10月17(金)
連休の13日、紅葉を見に網張方面までドライブした。
岩手山の麓からは、全山紅葉という感じに見えていたのに、なんと
中腹まで行って見ると、上部の方はもう紅葉が終って、枯れ木だけになっていた。
この日は大変お天気がいいうえに暖かく、網張スキー場から八幡平に抜ける道路に
(実はまだ開通していないので、途中まで)行ってみると、この周辺は今まさに
紅葉の真っ盛りで、赤や黄の葉がとても美しかった。多くの人がこの道で車を止めて
写真を撮ったり、眺めたりしていた。さらに網張温泉の脇に造られた「つり橋」を歩いて行くと
橋の上から、小さな川の流れが見えてこの周辺も紅葉が綺麗だった。このつり橋を下りるとすぐに
「網張ビジターセンター」がある。実は、初めて入ってみたのだが、火山についてや、山野草などに
ついての資料や解説も充実していて興味深かった。しかもすぐ傍には新しい温泉まであって山岳地の
雰囲気がよく出ている。さらに温泉といえば露天風呂の「仙女の湯」や「足湯」もこの近くにある。
同じ自然といっても小岩井と網張とでは光景が違うので、ぜひ一度おいでになってみる事をお進めしたい。
お天気のいい日に見られる網張の真っ赤な夕焼けは実に素晴らしいです!
 



10月3(金)
用事があって、東北道を北に向かった。
北に向かうに従ってやはり紅葉が進んでいるのが良くわかる。
お天気は上々で、山の上の紅葉は所々がパッチワークのように見えて可愛かった。
まるで青空の中をパッチワークに向かって走っているような・・・そんな気がした。
ガソリン高のせいか、平日のせいかはわからないが、とにかく車が少ない。
貸切のような高速道で秋の風景を存分に楽しんだ。実は、洋野町という所に
行ったのだが、思いがけず下の写真のような素敵な光景に出会った。クラフト類が
好きなので、用事のついでに「おおのキャンパス」という所に立ち寄ったのだが
このキャンパスの中で見た風景である。洋野町の大野という所では「一人一芸の里づくり」に
取り組んでいて、木工品、陶芸、ガラス、裂き織りなどの工房を作り、展示・販売している。
昔から豊富な木材を利用しての木工品が特に有名で、子供たちの給食にも贅沢なほどに
木で作った食器を使っているそうだ。プラスチックで出来た食器は手入れも簡単で
壊れにくく時間に追われる現代では便利であるが、このような温もりのある食器で食べる
事が出来る子どもたちはなんと幸せな事であろうか。とても感心した。道を聞いてもみんなが
親切に詳しく教えてくれる。静かな郷でおとぎの国のような体験をした。




9月27(土)
驚いたことに、下旬とはいえまだ9月なのに今朝岩手山に
初冠雪があった。ゆうべは確かに寒かったが、まさか高い所でさえ
雪だとは思わなかった。現在紅葉もまだほとんど山の上部だけで、下方は全く
紅葉していない状況である。こんなにも早く初雪が降るなんて、少し変な
気がしてならない。何年か前の今頃は夏日だった時もあったような・・・・?
ともあれ寒さがやってきたため、今年の紅葉は寒暖の差が大きくて素晴らしいものに
なるような気がする。話は変わるが、今日は、地元の立派な里芋やきのこが手に入ったので
早速岩手の名物「芋の子汁」を作って食べた。これからが、秋の味覚の本番である。




9月23(火)
昨夜はとても星の美しい夜だった。
家に帰ろうとして、ドアを開けたら、なんと目の前にオリオンが!
美しい3つの星が輝いていた。さらにすぐ近くにはカシオペアも。
いつも見ているこれらの星々ではあるが、深夜空気が澄んでいる時だから
一層光が冴え冴えとしていて、久しぶりに胸がドキッと高鳴るほどだった。
秋の星空のなんて素敵な事か!日頃の雑念を吹き飛ばしてくれるようだ。宮沢賢治の詩にも
登場する「アルビレオ」という二重星は、白鳥座のくちばしの部分となっているβ星であるが
橙色と青色が重なって煌めきが強く、殊にも宝石かと見まがう程美しい。ずっと眺めていたい星だ。
地球という惑星が誕生して46億年ほど。悠久の時を感じ、そしてかくも澄み切った空と星々を
いとも簡単に見ることが出来る環境に感謝して暮らしている。季節ごとに異なる表情の岩手山や
野鳥たち、山野草、花々、昆虫などなど・・・。自然界で一生懸命生きるごく普通の生き物が
とてもいとおしく感じられる昨今だ。これはこの岩手で長い間多くのお客様をお迎えしながら
小さな宿をやっているうちに年を重ねた私たち自身の年輪のせいかもしれない・・・・。


庭の片隅で見かけた12センチほどのカマキリです。



9月15(月)
今日は、さすがに連休の一日で忙しい事はわかっていたが、
どうしても小岩井農場で開催されている「CRAFT市」に行きたくて
なんとか時間を作り出かけた。毎年の事であるが、こんなにも近くに
住んでいるのに、そう簡単に出かける事が出来ないのである。いろいろと
必要な仕事を早め早めに終らせてなんとか30分ぐらいの時間をキープする。
今年も案の定いろんなお店が出店していて、大勢の見学者がいた。だが、昨年度に
比べると約10店ほど少ないという。昨年は雨でぬかるみ、条件が悪かったので
出店が減ったのかしら?と思ってみる。私が品物を購入する時の判断は「ここでしか
買えない、もし買わないと後悔する」という一点のみである。手づくりなので
大抵は1点ものであるが、似たような物も無きにしもあらず。海外でのお土産品を
買う時にもそうだ。多少高い場合でも、もうよそでは見る事が出来ない物だからという
理由で奮発する(まあ、もっとも失敗する事もあるが・・・)。そういう品々が
たくさんあるので、このイベントでは欲しい物が多くて困ってしまう。地元の
岩手日報社で出版した本に「手のひらの仕事」というのがある。この中には雫石の
”炭”なども入っているが、手が作る温もりが溢れる仕事には、機械では成しえない、
しかも完成度の高い民芸品や工芸品の数々があって見るだけでも飽きないのだ。
こういう職人さんたちの(マイスターというべきか)宝物のような手仕事に
私は羨望を覚えるのである。あー、やっぱり今年も何点か購入して会場を後にした。




9月12(金)
貴重な「さるなし」の実が手に入った。
さるなしはマタタビの仲間で、つる性なので高い所に
実が付き、なかなか取れないものだという。生で食べてみたが
まさしくキーウイとうりふたつの味。形も色もキーウイのミニチュアである。
「さるなし」は、サルが我を忘れて食べるので、サルナシという名が付いたそうだ。
早速焼酎でさるなし酒を作ってみた。これが何に利く果実酒なのかはわからないが、まずは
興味本位で角砂糖と焼酎に漬け込んでみた。後どのぐらい経ったら出来るのかもわからないが
お楽しみ!である。そういえば毎年「房すぐり」の実でも果実酒を作って美しい色を楽しんでいる。





9月3日(水)
いつものお客様が下のような夕焼け雲の写真を送ってくださった。
「彩雲」といわれる雲の形だそうで、秋の気配が漂う見事な写真である。






9月1日(月)
近所には新鮮な野菜の直売所がたくさんあって
特にとうもろこしが大好きな私はたびたび買って湯がいて食べる。
朝獲りとうもろこしのピチピチした歯ごたえは水分が多くて新鮮そのもの。
甘みも豊富で幸せを感じる。一昔前まではピーターコーンという白い粒が
混じったものが出回って当時は「なんておいしい品種が出来たんだろう」と
感動していたが、近頃ではそれはあまり見る事はなく、もっと前のハニーバンダムという
品種に似たものが並べられているような気がする。とうもろこし一つとってもどんどん
改良されて変化し、消費者に合ったものが研究されている事がわかる。その
おいしいとうもろこしが昔は、車の燃料になるなんて考えもしなかった。今や
食糧としての在庫が薄くなるほどに燃料用として加工されているようで、他の
物価と同じく値上がりしている。雫石のように自然に恵まれた地域では食糧危機なんて
まだ考えられないが、食品が投機の対象にされ値を吊り上げられるなんてもっての他だ。
不安を覚えるほどの異常気象、水不足、食糧難、数々の事件・・・21世紀がこんなにも
不安を掻き立てられる時代になろうとは思わなかった。世紀が変わる時あんなにも
嬉しい気持ちでカウントダウンした事が夢のような気がする・・・。



8月16日(土)
この夏のいろいろなお客様の中で、特に印象に残ったのは
フランスからのお客様でした。お仕事でおいでになったあるTV局の
クルーの方々で、いろいろと教えられる事があった。まず第一に物腰の
柔らかさである。仕事はきちんとこなすが、決して神経質なんて事はない。
またユーモアがあって、なんとも言えぬ可笑しみがある。仕事での宿泊なのに
楽しんでいて、こちらにもその真面目な部分とリラックスした部分との使い分けの
巧みさが伝わってくる。スタッフのお一人は、かの有名なアメリカのTV賞「エミー賞」を
獲得なさった方だったので、さすが一流の方は違うなあ、と教えられる事大であった。
仕事人は、何の分野にしろかくありたいと思います。
しかし、マナー、思いやり、ユーモアなどそう簡単に身につくものではなく
旅に出ると、どうしても日頃の暮らしぶりが顔を出してしまうもののようであります。




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